内蒙古自治区

内蒙古自治区(内モンゴル自治区)は、東西に長く伸びており、東から順番に黒龍江省・吉林省・遼寧省・河北省・山西省・陝西省・寧夏回族自治区・甘粛省と南に接していて、北側はモンゴル国・ロシア連邦と接しています。
辛亥革命ののちに、外モンゴルが独立を宣言し、1924年にソ連の衛星国としてモンゴル人民共和国となりましたが、内モンゴルは[徳王]が独立運動を行い、1939年に日本の関東軍の援助で張家口に蒙古連合自治政府を成立させせました。日中戦争後、徳王は内モンゴルを追われ、1947年に中国共産党の下で[ウランフ]を長とする内モンゴル自治区人民政府が成立しました。これが現在の内モンゴル自治区の起源となり、中華人民共和国の自治区の中では最も早い成立となりました。中ソ対立の軍事的緊張下の為、1969年には内モンゴル生産建設兵団を設置し、1970年には行政区画の大幅な変更が行われました。

観光

【チンギスカン陵】
チンギスカン陵チンギスカン(ジンギス汗)の陵墓は、オルドスの高原の中南部にあります。 1955年に建てられて、全国の重要文化保護財に指定されています。
この雄壮な陵墓は敷地面積が5平方キロあり、メインのパオ式建築物が三つ連なり、正殿、寝殿、東殿、西殿などに分かれています。 正殿の真正面に、白玉で彫刻された、5mもあるチンギスハンの巨像があり、その後ろに彼の征服した地域の地図が描かれています。 後殿の寝宮に、チンギスと第一夫人、第二夫人、そして第三婦人の霊柩が安置されています。 3月21日は、伝統の祭祀日とされ、盛大な弔いの儀式が行われています。

【王昭君陵墓】
王昭君陵墓フフホトから南9kmの大黒河南岸にあり、漢代明妃の王昭君陵墓だと伝えられてます。墓の高さ33m、敷地は5ヘクタールもあり、陵墓の近くには、王昭君に関係のある文物を展示した文物陳列室が建てられています。その墓前には董必武の「昭君墓に謁す」の詩碑が建てられています。
紀元前33年に、匈奴の呼韓邪単干が和親を求めて入朝すると、みずから匈奴への嫁入りを申し出て、のちに寧胡閼氏と呼ばれました。彼女が単于に嫁いだおかげで、漢と匈奴が60年も友好的に付き合うことができたと言われています。
秋になると、周りの草木がみんな枯れてしまいますが、昭君墓だけが依然として濃い緑色で覆われているので、「青墓」とも呼ばれています。

【金剛座舎利宝塔】
金剛座舎利宝塔「五塔寺」ともいいます。呼和浩特市の中心部にあり、清代雍正5年に建てられました。宝塔はもともともと「慈灯寺」と言うラマ廟内の建築物でしたが、今はその寺院は跡形も無くなっています。
塔体は高さが16.5m、金剛座式で作られており、塔の基礎・金剛座・塔の上部いう三つの部位からなっています。頂には、小さくて精巧な塔があり、特殊な形をしていて、荘重で美しいです。塔壁には、浮き彫りの仏像が約1560ほど彫刻されているので、「千仏塔」とも呼ばれています。その他には、菩薩・天王・羅漢・天女・神鳥・菩提樹・金剛力士などが彫刻があります。その中でも特に貴重なのが、中に安置さているモンゴル文字の石刻の天文(学)の図です。

【内蒙古博物館】
内蒙古博物館別名:呼和浩特博物館
呼和浩特市の中心部にあり、1957年に建てらた内モンゴルの最大の綜合博物館です。 建物の屋根には疾走する白色の駿馬が造られて、内蒙古自治区のマスコットとして発展のシンボルとなっています。館内は収蔵物が豊富で、常時一般開放しています。
主に《内モンゴル文物陳列》、《内モンゴルの近代・現代文物展示》、《内モンゴルの民族民俗文化財陳列》に分けられています。大量の出土された文物をとおして、内モンゴル地区の歴史や自然の姿と社会の発展を窺い知ることが出来ます。国内外の観光客からも評判が良く、中国の最もよい博物館の一つだと言われています。

【大召】
大召「大召」は、中国語では「無量寺」と呼ばれ、モンゴル語では「伊克召」という名前で、[大きな寺院]という意味だそうです。 場所は、呼和浩特市玉泉区大召前街にあります。
1579年に、モンゴル土黙特部落の[阿羅坦汗]という首領によって建てられました。明代には「弘慈寺」呼ばれていましたが、清朝になって「無量寺」と改名されました。 寺院には、純銀で作った高さ2.5mの仏像が祭られているので、「銀仏寺」とも呼ばれています。チベット三世[ダライラマ]がこの銀仏のために自ら開眼式を主宰した程のすばらしい仏像です。その他寺院には宗教の文化財が多く、そのうち銀仏・竜彫・壁画に関しては、ほかに例をみないとされています。

【清真大寺】
清真大寺清真大寺はイスラム教の寺院で、呼和浩特市古城の北門の外にあります。清代の乾隆年間、イスラム族が大量に新疆から呼和浩特まで移住してきた時に建設された大規模なモスクです。正門は西向きに建てられて、門にはアラブ語で寺院の名が刻まれ、様々な装飾がなされています。寺院の建築は主に聖殿、講堂、イスリム浴室に別れていて、933年に教徒の寄付で、境内に6角4階の塔は築かれました。アラブ語で書かれた『コーラン経』が30冊収蔵さえれており、イスラム族にとって貴重な文献資料となっています。

【白塔】
白塔正式名称は「万部華厳経塔」といい、呼和浩特市の東郊外にあります。遼の時代の聖宗年間建てられ、その後歴代補修されてきました。
白塔は、楼閣式でれんがと木で作られ、高さ55.6mの8角7階からなっています。塔の基礎部分にはハスの花が彫刻されていて、塔体の第1、2階の外側には、レンガ彫りの仏像、菩薩、天王、力士などが嵌められています。
元々は、大召のチベット仏教の経典を保管していた建物なのですが、遼代の建物が現在まで残っているというのは極めて少なく、とても貴重建造物です。
塔内を登る事が出来ますが、3m程の鉄梯子、かなり長い回転式階段(灯り無し)を登ることになりますので、高所恐怖症&閉所恐怖症の方にはお勧め出来ないかもしれません。

【席力図召】
席力図召席力図召は、呼和浩特市の旧城の石頭巷にある明代に創建されたチベット仏教の寺院です。席力図とは、チベット語で「法座」を表す言葉で、召は寺院を表します。
[ダライラマ四世]は[シッディ=カプチュ]から教典学ぶと共に、彼に守られてチベットに行きました。 [シッディ=カプチュ]はダライラマの法座についたことがあり、チベット語で法座や首席を「席力図」というので、チベットから戻ると席力図廟とつけられました。
牌楼から本堂までが中軸線で、5つの院落から出来ています。本堂はチベット様式で、四面の壁に彩色の琉璃磚を使い、屋根に金銅製の宝瓶・法輪・飛竜・祥鹿を配して、その装飾は目を奪わんばかりの絢燗さで古典建築の傑作とも言われています。本堂の前には高さ約15mの色鮮やかなチベット式のラマ塔が建っていて、内蒙古現存最大のラマ塔で、ほぼ完璧な造形美で残っています。

【五当召】
五当召五当召(五當召)は、元々は[巴達格爾]というチベット語の名称でした。寺院の「広覚寺」は乾隆皇帝から賜った名前です。寺院の前に「五当溝」という峡谷があることに因んで、五当召と呼ばれるようになりました。乾隆14年(1749年)立てられ、この寺院は政治と仏教のミックスしたラマ教寺院で、ラマ僧は最も多い時は1200人以上いたといわれています。正殿六つをメインとして、活仏殿三つ、歴代の活仏の骨灰が安置されている霊堂からなっている建築群です。

【希喇穆仁草原】
希喇穆仁草原希喇穆仁草原は呼和浩特から北100kmあり、モンゴル語で黄色の川」という意味です。俗では「台河」と呼ばれていて、典型的な高原草原で、夏・秋には草が青々と伸び、花も一面に咲いている景色はとても美しいです。ここ数年来現地政府の投資により旅行施設が充実してきており、絶好の観光スポットの一つといえます。

【響砂湾】
響砂湾オルドスの砂漠の北にあり、包頭から65キロの距離にあります。
響砂湾の砂丘は、その高さが約110mで傾斜度が45度ぐらいあり、上から下へ滑ると自動車・飛行機のような音が聞こえる事からこの名前が付きました(響く砂)。砂がなぜ鳴るかということの解明は未だ行われておりません。ここでは、砂滑り、砂から落下傘の飛行、らくだに乗る砂漠遊覧、砂漠のバギー走行を満喫できます。

【梅力更観光地】
梅力更観光地梅力更観光地は、包頭の西にあり、山水・古跡・少数民族風情が一体となる総合性的な観光地です。ここにはは、山が険しくて松柏が茂っており、巨石、絶壁が点在していて、特に落差が60mもある滝が壮観です。観光地区に梅力更召という寺があり、それは中国では蒙古語で読経する唯一のラマ教寺院で、清朝の1677年に建てられています。敷地が24000㎡もあり、高さ13mの弥勒仏像が祭られています。ここのパオレストランでは、モンゴル族の食事を味わう事が出来ます。

 

ホテル

【金歳大酒店】
金歳大酒店内蒙古金歳大酒店
(INNER MONGOLIA JINSUI HOTEL)
住所:呼和浩特市塞興安南路
TEL:(0471)660-6688
FAX:(0471)660-6699

【内蒙古自治区国航大厦】
内蒙古自治区国航大厦内蒙古自治区国航大厦
(PHOENIX HOTEL INNER MONGOLIA)
住所:呼和浩特市新城北街
TEL:(0471)660-8888
FAX:(0471)660-5628

【内蒙古華天大厦】
内蒙古華天大厦内蒙古華天大厦
(INNER MONGOLIA HUATIAN HOTEL)
住所:呼和浩特市新城区北路22号
TEL:(0471)663-9688
FAX:(0471)663-9689

【鄂蟆泊ス斯飯店】
鄂蟆泊ス斯飯店オルドス飯店
(ERDUOS HOTEL)
住所:オルドス市東勝区伊金霍洛西街1号
TEL:(0477)838-5522
FAX:(0477)838-5789

【包頭海徳飯店】
包頭海徳飯店包頭海徳飯店
(HAIDE HOTEL)
住所:包頭市鋼鉄大街56号
TEL:(0472)536-5561
FAX:(0472)536-5888

 

その他

【馬乳酒】
馬乳酒馬乳酒は乳酒あるいは蒙古酒と呼ばれ、草原の特色酒です。独特の香りと豊富な栄養があり、幻の医療効果を持つと注目されています。馬乳酒はアルコール度が低く、お客の招待・歓迎時によく飲まれます。
作り方は発酵した馬乳を鍋に入れ、弱火でじっくり煮込んで蒸溜した後、馬乳酒が出来上がります。馬乳酒には血行促進(寒気除去)の他に、活血・筋肉伸ばし・腎臓・消化・健胃等様々な効果があります。

【包蘭鉄道】
包蘭鉄道包蘭鉄道は、内蒙古自治区包頭市と甘粛省蘭州市を結ぶ、中国初の「砂漠鉄道」で、1958年7月27日開通し、全長990kmにも及びます。中衛-干塘間には、中国で4番目に大きな砂漠である騰格里(トングリ、テンゲル)砂漠が広がっており、全線のうち砂漠を通過する部分が140kmもあります。このため、包蘭鉄道の歴史は流砂との格闘の歴史でもありました。麦藁を土中に正方形の形に埋め込み、砂の移動を止める「草方格」や、かんがい造林帯等の防砂システムを行い、砂漠鉄道運営のノウハウを蓄積しました。1987年には防砂プロジェクトは国家科学技術進歩賞を受賞しました。