厦門

厦門(アモイ)は、中華人民共和国福建省南部にある地級市で、中華人民共和国の5大経済特区のひとつであり、副省級市にも指定されています。面積1565平方キロ、戸籍人口約141万人ですが、外来人口の方がが多いです。九竜江河口付近に位置し、アモイ島や鼓浪嶼を含みます。鼓浪嶼に近い金門島までは、中華人民共和国の領土であり、台湾海峡を隔てて台湾島を臨んでいます。
 歴史的には明代の1387年に厦門城が築かれ、アモイの名が起こりました。中国人商人による東南アジア貿易で繁栄し、また台湾の開発が進むにつれて台湾との貿易も増大していきましたが、1841年にイギリス軍に1938年には日本軍(海軍)に占領されていたという暗い影の部分もあります。

観光

【南普陀寺】
南普陀寺
市街地南東の五老峰の麓にあり、唐代の創建物です。清代の初めに再建した時に、浙江省の普陀山の南にあるということから≪南普陀寺≫と名付けられたました。
 唐代よりの千年以上の歴史を持っていますので、山麓に点在する壮大な古刹(こさつ)や、釘を一本も使わず建てられた大悲殿(たいひでん)、巨大な岩に刻まれた5m近い「佛」の文字等目を見張る物ばかりです。ただその後も何度も再建が行われっていますので、比較的新しい建物も多いです。
 外回りには蓮池などがあり、厦門の別名≪鷺島≫の名前の由来の通り、白鷲が見られます。

【コロンス島】
コロンス島
コロンス島は厦門でいちばん有名な避暑と観光の島で、別名を「海上の花園」と言います。コロンス島の人口は23000人に規制されていて、島内には車が走らない歩行者天国です。島内の観光には、電気カートをレンタルして一週するというのをおススメします。40分でひとり50元です。また、比較的涼しい日には、散策するのがベストでしょう。コロンス島は世界一ピアノの普及率が高いと言われているだけに、クラシックピアノの調べが日中もよく聞こえます。
 コロンスはかつて列強の共同租界地となった島で、教会や旧領事館といった、異国情緒ある光景が見られます。コロンス島は中国語で「鼓浪嶼」と書きます。この島はとても小さいために、「島」という漢字を使わずに、島よりも小さいものを意味する「嶼」がつけられているのです。

【ピアノ博物館】
ピアノ博物館
コロンス島にあるピアノ博物館は、中国唯一のピアノの博物館で、2000年8月にオーストラリア在住の華僑であった「胡友義」氏の寄贈により建てられました。ここには、イギリス製・フランス製・ドイツ製などのクラシックなピアノを八十二台展示してあります。

【胡里山砲台】
胡里山砲台
1891年に造営された砲台の跡です。軍事禁区であったこの場所が一般公開されるようになったのは1984年からで、現存する世界最大のクルップ砲があり、ドイツから購入した2本のうちの1つが残っています(砲口直径28cm、砲身全長13.96m、射程16km)
 また、砲台のすぐそばに栄光宝蔵博物院(元:兵士宿舎跡)があり、大砲1など3世紀以降ヨ―ロッパとアジア各国から収集してきた品々が、3800点あまり展示されています。

【武夷山】
武夷山
(番外:厦門ではありませんが、ぜひ)
「武夷山(ウイシャン)」で一番風光明媚な場所は九曲渓で、渓流の水は青く、清く、つづらおりの山の景色が楽しめます。武夷山で最も有名な峰や切り立った断崖絶壁の中の洞窟に配置されている神秘的な古代の棺おけ群も、ここ九曲渓の近くに集まっているので、九曲渓での川下りが観光客に人気があり、10キロの距離を2時間近くかけてゆったりと自然を満喫することができる。風景区内には宋の時代の窯(磁器を焼いたところ)の遺跡や、武夷宮などの見所も点在し、一見の価値があります。
 武夷山自然保護区は中国東南部で最大の自然保護区で、中亜熱帯の森林の生態系をほぼ完全に維持していて、区内には山の峰が林立し、原始林も密生しており、景色は雄壮です。
 武夷山は気候がよく、風光明媚で、悠久の歴史を刻んだ街であり、全国的に茶の名産地としても知られていて、ここで栽培されるお茶は「大紅炮」といわれ、かつては皇帝に献上されていました。1999年に世界遺産にも登録されています。